【幼稚園・保育園児向け】足が速くなる走り方【ポイント3つ解説】

こんにちは、愉しいを創るコーディスポーツです。
今回は、幼稚園・保育園の幼児向けに足が速くなる走り方の「ポイント」と「練習方法」を解説していきます。
運動会のかけっこだけでなく、いろいろなスポーツにおいても走る能力は必要になりますよね。
誰でも簡単にできる走り方の練習方法ですので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
【幼稚園・保育園児向け】足が速くなる走り方【ポイント3つ&練習方法解説】
足が速くなるポイント3つは下記のとおりです。
①バランスをとり、まっすぐ走る
②腕を大きく、速く振る
③ゴールを駆け抜ける
詳しくは動画でも解説しているので、ぜひご覧ください。
動画でお伝えしている「足が速くなる走り方」を身につける練習方法を下記にまとめておきます。
足が速くなる練習方法①ジグザグ走
速く走るためには身体がフラフラしないことが大切であり、そのためにバランスがうまく取れる能力を養う必要があります。
ジグザグに走ることで、自然にバランス能力も鍛えられるので、まずはジグザグ走る練習をしていきましょう。
【ジグザグ走の練習方法】
①コーンを3メートル間隔くらいに4個くらい置き、ゴールもセットしておきます。
②スタートの合図でジグザグに走り、最後はゴールまでまっすぐ走ります。
③今度はコーンの数を増やし(7〜8個)、コーンを置く間隔も短くします(1.5メートル間隔ほど)。
④②同様にジグザグに走ります。
「頭をできるだけ動かさないように走るようにしようね」などとあらかじめ声かけをしておきましょう。
タイムを測ってあげて子ども達に数字を見せてあげると、よりやる気も高まると思います^^
あとは、コーンをズラして置いてみたり、コーンを置く間隔を変えてみたりと変化をつけてあげるとより愉しみながら走る練習にもなり、さらにバランス能力も鍛えられます。
足が速くなる練習方法②まっすぐ走る
子ども達の中には、一緒に走っているお友だちが気になって横を見て走ってしまうこともよくあります。
ですので、ゴールを見て走るように伝えて練習していきましょう!
【まっすぐ走る練習方法】
①コーンでスタートとゴールをつくります。
②スタートラインからゴールめがけて走ります。
はじめは、ゴールに子どもにとって「わかりやすい目標」をつくってあげてみてください。
練習前に、「横向いちゃうとフラフラしちゃうよね」「ななめに走るとゴールするまで時間がかかっちゃうよね」などと理由を説明してから練習しましょう。
足が速くなる練習方法③腕を大きく振る
腕と足は連動しているので、腕を大きく振ればその分、足も大きく一歩が出ます。速く振れば、その分足も速く動きます。
ですので、速く走るためにも腕の振り方はとても重要なポイント。
腕の振り方のポイントは下記のとおり。
・腕を約90度に曲げる
・腕を前に振る時:親指が鼻に当たるくらい
・腕を後ろに振る時:肩とひじが同じ高さになるくらい
・リズムよく大きく速く振る
はじめからいきなり子どもだけで腕の振り方の練習をしても、なかなか感覚がつかみづらいので下記のような練習をしてみてください。
【腕の振り方の練習方法】
①子どもの後ろに大人が立ち、手にひらを子どもの肩くらいの高さにかまえます。
②子どもは前を向いた状態で、ひじが大人の手のひらに当たるように腕を振ります。
※腕を横に振らないように注意しましょう。
腕を横に振ってしまうと身体も左右横にブレてしまい、速く走れなくなってしまいます。
なので、「腕はまっすぐ前後に振るようにしようね」と伝えて、お手本を見せてあげましょう。
はじめはゆっくりでいいので、子どもが腕を振る感覚をつかめるように練習してみてください^^
足が速くなる練習方法④ゴールを走り抜ける
かけっこをすると、ゴールで止まってしまう子どもも多いですよね。
せっかく速く走れても、ゴールで止まってしまうとゴール手前で減速してしまうのでその分遅くなってしまいます。
最後までしっかりと走り切ることが大事なので、走り抜ける練習もしておきましょう!
【ゴールを走り抜ける練習方法】
①コーンでスタートとゴールをつくり、さらにゴールの数メートル先に目印となるもの(コーンなど)を置きます。
②子どもはスタートラインからゴールの先にある目印めがけて走ります。
はじめは、「ゴールで止まらないようにね!」と伝えても、子どもは理解しづらかったりします。
ですので、あらかじめゴールの数メートル先に何か目印となるものをセットしておき、その目印に向かって走ろうと子どもに伝えて練習しましょう。
「ゴールで止まらないで、走り抜けるとかけっこが速くなるんだよ」というように子どもに説明してあげるとよりいいと思います。
まとめ:足が速くなる走り方「3つ」のポイントをおさえよう!
ということで、今回は幼稚園・保育園の幼児向けに足が速くなる走り方のポイントと練習方法を解説しました。
速く走る3つのポイントをまとめておきます。
①フラフラせずにゴールを見てまっすぐ走る
②腕の振り方
・前は親指が鼻の高さくらい/後ろはひじが肩の高さくらいになるように振る
・腕をしっかりと曲げて、大きく速く振る
③ゴールの先までしっかり走り抜ける
今回紹介した方法で、ぜひ走る練習をしてみてくださいね♪
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3人子育てエッセイ『基本、食べる寝る以外は動いてます』第33話。

男の子ってみんなそうなの?食べる寝る以外は動いているうちの3兄弟。よく食べて、よく転んで、よく笑って、よく泣いて、よく寝る。そんな3兄弟との何気ない毎日をエッセイという形で残したい。共感したり、クスッと笑ってくれたら嬉しいです。
第33話:長男の自由研究2021
長男は小学1年生。小学生、初めての夏休み。昨年と違うことは、宿題があること。わたしもどうすれば良いのかと思い、終業式の日、学校から帰ってきた長男とゆっくり話す時間が取れたので、色々聴きながらどうやって夏休みを過ごすのか考えてみた。
長男はもらってきたプリントやらドリルをランドセルから出す。わたしも一緒にどんなことをやらなきゃいけないのかを確認した。長男は先生の言葉を正確に伝えてくれた。「1日で終わらしちゃいけないんだって!毎日ちょっとずつやるんだって!」と。おぉ、素晴らしい。となると、どうやって進めていくかと考えた時、長男だけの夏休みカレンダーなるものを作成してはどうかと考えた。画用紙に日付と曜日を書いた。「じゃあ、○○からやる」と言うので記入した。大体予定がたった。「自由研究はどうするの?」と聴いたらなんと「もうやりたいことがある!」と返ってきた。びっくりした。詳しく聴いてみるとサッカーゲームなるものを作りたいと言っているではないか。大まかな構想を聴きながら、鉄は熱いうちに打っておかないと思い、次の日、100均へと足を運んだ。透明なA4サイズの書類を入れられるかごをフィールドに見立て、ゴールはスポンジ、人は磁石で作るとやる気に満ち溢れていた。
帰宅し、早速作り始めた。やりたい思いとは裏腹に、思っていたようにはうまくできない歯痒さがあり、「おかあさん、やってよぉ」と言ってきた。ぎょぎょ!と思いながら、とりあえず話しを聞く。「こうしてみたらどう?」とアドバイスしながら少しずつ形にしていく。「今日はもうやめる」となり、その日以来、2週間ほど放置されていた。
長男と二人で話せる時間が再びやってきた。それとなく自由研究のことについて聴いてみる。聴いてみると言いながら、ニュアンスは「まだやらないの?」だったかもしれない。やる気になった長男と再びうまくいかなかったところについて考える。「こうしたらいいかも!」といくつか良いアイディアが出てくる。前よりスムーズ進み、完成となった。とても嬉しそうだったのでわたしも嬉しいのと、ホッとした気持ちがあった。
作成途中に長男のことでいくつかわかったことがあった。長男は自分自身で絵を描くことを苦手だと思っていたこと、ボンドの匂いがとてつもなく嫌いなこと、結構なんとかなる主義だったことである。自分が思っていた長男の性格や好きなことや嫌いなこと。当たり前だけど、日々変化してるのだと感じた。あなどれない自由研究。長男自身もたくさん勉強になったと思うが、それ以上にわたしもたくさんの収穫があった。
新学期が始まり、友達の自由研究や5・6年生の自由研究をみる時間があったらしい。目を輝かせながら「6年生の自由研究はすごかった!あんな風にやってみたい!」と意欲満々であった。どこかの雑誌で毎年自由研究は親が大変だという記事を読んだことがある。心のどこかで、どうなるやらと身構えていたが、子どもの興味関心ごと、好きなことを日頃から見ておくことが、どうも自由研究の鍵になりそうだ。
3人子育てエッセイ『基本、食べる寝る以外は動いてます』をよろしくお願いします。
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【幼稚園・保育園の運動会】愉しい親子競技|アイデア5選

こんにちは、愉しいを創るコーディスポーツです。
今回は、幼稚園や保育園の運動会で欠かすことのできない親子競技のアイデアを5つ紹介します。
幼稚園・保育園の大きなイベントの1つでもある「運動会」。運動会の中でも、お父さんお母さん、そして子どもが一緒に取り組む親子競技は特別な時間だと思います。
普段とは違う環境、雰囲気の中で、親子一緒にひとつのことに取り組むことでお互いに普段とは異なる一面を見られる貴重な機会でもあります。
愉しい思い出として残るような親子競技のアイデアとして、ぜひ参考にしてみてください♪
目次
【幼稚園・保育園の運動会】愉しい親子競技|アイデア5選
今回紹介する親子競技のアイデアは下記のとおり。
①魚釣りゲーム
②魚裏返しゲーム
③爆弾ゲーム
④裏返しゲーム
⑤大根抜きゲーム
では、それぞれ下の動画で解説しているのでご覧ください♪
下記、動画の中でお伝えしている内容をまとめておきます。
親子競技①魚釣りゲーム
こちらはタオルを使うのですが、子どもがつかみやすいようにタオルの端っこ片方を結んでおきましょう。
魚釣りゲームは子どもの身体を引きずるような形になるゲームなので、基本的には室内で運動会をおこなう場合にご活用ください。運動会だけでなく、レクリエーションとしてもおすすめです。
【やり方】
①子どもは魚役で、親は釣り人役です。
②親がタオルを持ち、子どもは仰向けに寝転びます。
③子どもはタオルの玉になっている(結んだ)部分を両足ではさみ、タオルを両手でつかみます。
※頭は床に着けずに、少し地面から浮かしておきましょう。
④③の準備ができたら、親はタオルを引っ張りながら動きます。
この「魚釣りゲーム」を親子競技としてやる場合は、チーム対抗のリレー形式でやるのがおすすめです。
子どもは、全身でしがみつく力が鍛えられ、逆立ちなど全身に力が必要な技にもつながっていきますのでおうちでもぜひやってみてください♪
親子競技②魚裏返しゲーム
運動会では、親子対決にするとより盛り上がると思います♪
【やり方】
①子ども達が魚役、親は魚をひっくり返す魚屋さん役です。
②子どもはうつ伏せになり、気をつけの姿勢になります(手は身体の側面にピタッとつけておきます)。
※手を横に広げてしまうと、ひっくり返す時に肩を痛めたりケガにつながってしまう可能性もあるので子どもにはあらかじめ手の位置はしっかりと伝えておきましょう。
③準備ができたら、親が子どもをうつ伏せの状態から仰向けになるようにひっくり返します。子どもの肩やお腹あたりなどを引っ張ったりして身体をひっくり返します。子どもは、親にひっくり返されないように全身にグッと力を入れます。
※ひっくり返したら終了です。
③次は親子で役割を交代します。親が魚役、子どもが魚屋さん役になり、子どもが親の身体をひっくり返します。
簡単にひっくり返されてしまう子どもには「身体に力を入れればひっくり返りづらくなるから頑張って全身に力を入れてみようねー!」などと声をかけてあげましょう。
あとは、「ひっくり返されたら食べられちゃうよー!」と声をかけたりしておくといいですね^^魚をひっくり返したら食べるフリまでやるとより愉しくできます♪
魚裏返しゲームも、魚釣りゲームと同じように身体全身に力を入れる感覚を愉しみながら身につけられますので、親子でおうちでも練習してみてください。
親子競技③爆弾ゲーム
チーム対抗で愉しめる親子競技です。
親子対抗、クラス対抗どちらでもOK。
ボールを爆弾代わりにするのですが、タオルや新聞紙、ゼッケンなどを丸めたものでも大丈夫なので事前に準備しておきましょう。
その他の準備は、2つのエリアに分かれるように園庭の真ん中などに線を引いたり、マーカーコーンを置くなどしてわかりやすいようにしておきます。
【やり方】
①2チームに分かれます。ボールは地面にちりばめて置いておきます。
②スタートの合図で、自分たちのエリアにあるボールを相手のエリアに投げます。
③相手チームに投げ込まれたボールはひろって再び相手のエリアに投げます。
④終了の合図で止まります。
⑤自分達のエリアにあるボールを集めたら、それぞれ数えます。
⑥ボールが少ないほうのチームが勝ちです。
爆弾ゲームなので、ボール(爆弾)が自分達のエリアに多いチームが負け、少ないチームが勝ちです。
ですので、自分達のいるエリアからボールが少なくなるように「どんどんボールを投げ返そうね!」と子どもには伝えておくと理解もしやすいと思います。
ボールを投げる力も身につきますし、人に当てないように投げようと伝えて取り組むことでコントロールする力も養えます。
ただ、爆弾ゲームは投げることに夢中になってしまうと思いますので、もし身体や顔に当たってしまっても痛くないようなものを使ってやりましょう!
親子競技④裏返しゲーム
こちらもチーム対抗で愉しめる親子競技です。
マーカーコーンをご用意ください。
腹筋、背筋、体幹、足の力が鍛えられるゲームです^^
【やり方】
①マーカーコーンを通常の状態に置く「お山チーム」と、マーカーコーンを逆さにひっくり返して置く「どんぶりチーム」の2チームに分かれます。
②スタートの合図で、マーカーコーンをひっくり返し合います。お山チームはマーカーコーンがひっくり返っていたら元の状態に戻すようにひっくり返し、どんぶりチームはその反対にひっくり返していきます。
③終了の合図で止まります。
⑤チームごとにマーカーコーンを集めます。
※お山チームはマーカーコーンがひっくり返ってないものを、どんぶりチームはマーカーコーンがひっくり返っているものを集めましょう。
⑥マーカーコーンが多いチームの勝ちです。
はじめにしっかりと説明しておかないと、どっちにひっくり返すかわからなくなってしまう子どももいますので、はじめのうちは確認しながら練習していきましょう。
また、マーカーコーンをひっくり返すことに夢中になり、下ばかり見ていると他のお友達と頭がぶつかってしまう可能性もあるので注意してやるようにしてくださいね。
親子競技⑤大根抜きゲーム
室内向きになってしまいますが、こちらも盛り上がること間違いなしの親子競技です♪
【やり方】
①子どもは大根役、親は大根を抜く役です。
②子ども達は輪になり、うつ伏せに寝転がってから隣のお友達と腕を組みます。
※ひじの内側と内側でがっちり組むようにしましょう。
②準備ができたら、親チームが足を引っ張り大根を抜きます。
※引っ張るのは足のみです。
※ひじが離れてしまった時点でその子どもは輪から抜けます。
③全員引っこ抜かれたら、大根役、大根を抜く役を交代してやります。
※子どもが大根を抜く役になる時は、引っ張る部分を再確認しましょう。
腕の組み方がよくないと引っ張られた時にひじが抜けてしまう可能性もあるので、しっかりと腕を組むように確認するようにしましょう。
また、引っ張る時に勢いよく思いきり抜いてしまうと足が抜けてしまう恐れもあるので、お父さんお母さんは力加減に注意してやさしく足を引っ張るようにしてあげてくださいね。
まとめ:愉しい親子競技でより盛り上がる運動会にしましょう!
今回は、幼稚園や保育園の運動会で欠かすことのできない親子競技のアイデアを5つ紹介しました。
運動会で盛り上がること間違いなしの親子競技ですが、気をつけたいことがひとつ。
それは、お父さんお母さんが一生懸命になりすぎてケガしないように、または子どもにケガさせないように!
親子、そして幼稚園・保育園の先生たち一丸となって「みんなで愉しむ!!」という気持ちで取り組むことでケガの防止にもつながります。
お父さんお母さんが一生懸命になる姿を見せるのはいいことではありますが、あくまでも主役は子ども達ということを忘れずに愉しい運動会にしてくださいね♪
P.S.
今回紹介した親子競技は、運動会だけでなくレクリエーションや体操の時間にも活用可能です。
愉しく運動神経が鍛えられるものばかりですので、イベントの時だけでなくぜひ日頃から取り入れてみてください。
おすすめ記事>>:親子で愉しめる!レクリエーション【おすすめ5選】
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3人子育てエッセイ『基本、食べる寝る以外は動いてます』第32話。

男の子ってみんなそうなの?食べる寝る以外は動いているうちの3兄弟。よく食べて、よく転んで、よく笑って、よく泣いて、よく寝る。そんな3兄弟との何気ない毎日をエッセイという形で残したい。共感したり、クスッと笑ってくれたら嬉しいです。
第32話:3人男の子の小さな社会
3人子どもがいるとそこに小さな社会が生まれる。2対1になり、1がどうにもならない状況で泣いているかと思えば、1人で戦っている時もある。長男と次男の2人だった頃と違う新しい状況が日々生まれる。
三男が1の場合。最近は一番多いかもしれない。とにかく破壊王の三男。兄たちが遊んでいる場に突進したり、かまって欲しいから輪には入ろうとする。自分が作っているものを壊された長男、次男はそれはそれは怒りまくる。ただ一生懸命に作っていただけなのに、理不尽にも木っ端微塵にされるのだ。兄たちが2になり1の三男を攻めまくる。わたしのところに泣いてやってくるのだが、壊されたら嫌な気持ちだと伝えてみる。その後に、手を出したらよくないよね?と兄たちに確認しに行くが、元はと言えば・・・と二人の気持ちも受け止めつつ話しを聴きながら。複雑なやりとりになる。これは1日に最低2回はある。
長男が1の場合。大体が、長男がピアノの練習をしているときに発生する。ピアノを弾きたい長男。その背後にゲゲゲの鬼太郎に出てくるこなきジジイのように背後にくっついたり、足元で長男にかまって欲しいオーラ全開の三男。横では、「おにーーちゃん、ブロックであそぼー」とまぁそれは結構しつこいお誘いをする次男。次男の誘い方はだんだんエスカレートして、なんで一緒に遊んでくれないのかと逆ギレをする始末。長男の口からでた言葉は「もう二人と一緒に遊んであげない!」である。まず、こなきジジイならぬ、こなき三男を長男から剥がし、長男に何時になったら次男と遊べるか?というお伺いを立てる。「何時になったら、お兄ちゃん遊んでくれるって!」と次男に伝えるも、すんなりこの条件を飲んでくれることは少なく、わたくしでよければ・・・とこの身を差し出す母なのである。
次男が1の場合。各々が好きな遊びをしている中で、三男が遊んでいるものを次男がとってしまうことがあり、それは三男が勝手に次男の遊んでいるものを取っていく時もあれば、次男が無理矢理取る時もある。次男VS三男の構図はお互い様なことが多いので、二人のやり取りはしばらくほっておくのが得策である。が、しかし。ここで登場するのが長男。状況をしっかりと観ていて次男が悪かった、三男が悪かったろジャッチしているではないか。このジャッチがやや三男に有利のことが多く、三男が泣き叫ぶ状況だけで、次男が悪いと決めつけることもある。長男に加勢してもらった三男は少し強気になる。次男は状況を必死に説明するも長男ほどうまく喋れないこともあり、怒りながら泣いているではないか。この2対1は後引く大変さがある。長男も良かれと思って次男を追求する。次男も想いをわかってもらえなくて泣きじゃくる。状況を兄たちに聞き取りしている途中に、しれっと三男が新たな火種を作る。事件が解決してないのにまた三男が1の状況に。
はぁ・・・。トイレに行こう。わたしはトイレに行く。トイレから出てきたら、意外にも3人仲良く遊んでいるではないか。わたしが介入しない方が3人でなんとか折り合いをつけているではないか。
毎日小さい小さい社会を経験中の3兄弟。自分の気持ちを相手に伝えることも大切だし、相手の気持ちを汲み取ることも肌で感じ取っておくれ。そして、かあさんはトイレでゆっくりさせてもらおうかしら。
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