3人子育てエッセイ『基本、食べる寝る以外は動いてます』第29話。

男の子ってみんなそうなの?食べる寝る以外は動いているうちの3兄弟。よく食べて、よく転んで、よく笑って、よく泣いて、よく寝る。そんな3兄弟との何気ない毎日をエッセイという形で残したい。共感したり、クスッと笑ってくれたら嬉しいです。
第29話:3人育児、どれだけどっしり構えられるか
次男が幼稚園の友達と一緒に遊んでいる時、横にいた三男がド派手に転ぶ。転びそうなタイミングで「危ないっ!」とお友達のママさんが思わず叫ぶ。三男は痛そうだったがすぐに立ち上がり、また遊び始める。お友達のママさんはわたしに「思わす叫んじゃった。みかちゃんさすがだね!」と言ってくれた。あぁ、わたしも自分では感じていなかったが結構メンタルを鍛えられてるんだなと実感する。
それもそのはず。3兄弟といると「あっ、転びそうだな」とか「またここでぶつかったか」ということが日常的に繰り返される。三男がやらかしそうなことは、大体長男と次男がやらかしてくれた。長男、次男とたくさん外で遊んだり散歩してきたわたし。本当にたくさん小さな怪我をしてきた。擦り傷、切り傷、打撲など。あっ、手首が抜けたこともあったな。そして本当にたくさん転んできた。最初は痛がる子どもたちをとても心配したが、数が多くなってくると子ども自身もこれくらいなら大丈夫と思うのか、転んだことより、目の前の愉しいことが優先のようだ。よって、転んだとしても親のわたしたちがややクール?に対応してきたこともあり、自ら立ち上がり切り替えられる子どもたち。とても逞しく感じる。
この対応は良かったと思うときがある。本当に痛い時は泣き続けるということがわかった。家にいる時。子どもたちと違う部屋で家事をしていたわたし。突然次男の泣き声が聞こえてきた。いつもと違う。泣き止まない。急いで駆けつけると、おでこが腫れ上がって大きなタンコブができているではないか。こっこれは痛いやつだ。3兄弟の中でおそらく一番怪我をしている次男。わたしの膝の上で泣きまくる。少しおでこを冷やしたら、またすぐ遊びに戻った。次男が長男との喧嘩以外で泣き続ける時は要注意である。とんでもない怪我をしている恐れがあるからだ。
これからも三男の行動については長男、次男で想定できることが多いかもしれないが、長男に関してこれから起こることは何もかもが初めてのこと。友達だけで遊ぶことや、一人で自転車に乗って移動することも増えるだろう。心配は尽きない。日頃からコミュニケーションをとることや、長男の話しをいつでも聴ける雰囲気を出しておくことも大切だと感じる。
あぁ、日々鍛錬。どっしりかあさんの道は険しいが、確実に一歩一歩進んでいる気がする。どっしりと。
3人子育てエッセイ『基本、食べる寝る以外は動いてます』をよろしくお願いします。
☆毎週金曜21時更新予定☆
【協調性を育む】組体操2人技【4種類を解説】

こんにちは、愉しいを創るコーディスポーツです。
今回は、幼稚園や小学校の運動会で取り入れることも多い組体操の2人技を4種類紹介します。
ただし、組体操は一歩まちがえると大きな事故につながる危険な競技でもあるので、各自治体の指針などに従ったうえでおこなうようにしてください。
もちろん、今回紹介する組体操の技は安全に愉しくできる方法を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:>>組体操1人技を8種類ご紹介【指導のポイントも解説!】
目次
【安全に愉しくできる】組体操2人技【4種類紹介】
今回、紹介する組体操2人技は下記のとおりです。
①W(ダブル)バランス
②二段ベッド
③すべり台
④しゃちほこ
では、動画にてそれぞれ解説していますので、さっそくご覧ください。
ここからは、動画をもとにテキストで解説していきます。
組体操2人技それぞれのやり方と指導ポイント解説
まず、組体操をおこなう上で大切なポイントは「バランス」。
組体操でバランスをうまくとるためのコツは下記のとおりです。
・頭をフラフラさせない。
・おなか(おへそ周り)、背中にグッと力を入れる。
さらに、今回は2人でおこなう組体操なので友だちと協力することの大切さを楽しみながら学べます。
はじめにお伝えしたように、組体操は大きなケガなどにつながる種目でもあるので、ふざけて取り組むようなことがないように子ども達に十分に声をかけた上で練習していきましょう!
では、動画でも紹介した組体操2人技のやり方やポイントを見ていきましょう。
①W(ダブル)バランス
組体操の1人でできる技でもある「V字バランス」を2人で一緒にやります。
横から見ると「W(ダブリュー)」の形に見えるので「W(ダブル)バランス」です^^
【やり方】
①2人で向き合い、体操座りをします。
②両手をつないだら、それぞれ片方の足を上げて足のウラを合わせます。
※1人は右足、もう片方の人は左足を上げましょう。
③「せーの」でそれぞれもう片方の足も持ち上げてお互いの足のウラを合わせたら、その姿勢で止まります。
④ゆっくり下ろします。
【ポイント】
・手をつないだ時に、お互いに引っ張り合わないこと。
※引っ張り合ってしまうと、ふらつきやすくなってしまいます。
・両足をできるだけ高く上げる。
※はじめはひざが曲がってしまってもOKです。
②二段ベッド
文字通り「二段ベッド」に見える組体操の2人技。
【やり方】
①1人は仰向けに寝転がり、もう1人は仰向けになっている人の頭をまたぐように立ちます。
②立っている人は、仰向けになっている人の足首の外側あたりに左右それぞれの手をつきます。
※手を床につく時に、手と肩が地面に向かって一直線になるようにしましょう。
③寝転がっている人は上にいる人の足首あたりを持ち、持ち上げる準備をします。
④「せーの」で下にいる人が、上にいる人の両足を真上に持ち上げていきます。
⑤持ち上がったらピタッと止まります。
⑥持ち上げてもらっている人は、足を開いてゆっくり下ろします。
【ポイント】
・持ち上げる人も、持ち上げられる人も手と肩がまっすぐ一直線になるようにする。
※ナナメになってしまうと力が伝わらずに、うまく技ができなくなります。
・持ち上げられる人は、下の人に持ち上げてもらうだけでなく自分自身で身体を持ち上げるつもりでおこなう。
ふざけてやると顔を地面にぶつけたり、足を下ろす時に顔にぶつかったりとケガにつながる可能性があるのではじめに注意しておきましょう!
③すべり台
【やり方】
①1人は四つん這いになり、まっすぐ前方を見るようにします。
※視線が地面に向いてしまうと背中が丸まってしまうので、顔を上げて前を見るようにしましょう。
②もう1人は四つん這いになっている人のうしろで片ひざを立ててしゃがみ、立てている足を四つん這いしている人の両足の間に入れて、立ち上がるための準備をします。
③うしろにいる人が四つん這いしている人の片足を持ち上げて肩にかけます。
④もう片方の足を反対の肩にかけたら、ゆっくりと立ち上がります。完全に立ち上がったら両手を左右に大きく広げます。
⑤四つん這いになっている人は、顔を上げて前方を見たまま手をまっすぐに伸ばします。
⑥ゆっくり下ろします。
【ポイント】
・片ひざを立ててしゃがむ人は、おしりを下げずに持ち上げておく。
・肩に足をかけた際に、落下防止のために足首はピンと伸ばさずに肩に引っかかるように曲げておく。
・立ち上がった時に腰が曲がらないように、2人の身体の距離を近づけておく。
④しゃちほこ
すべり台と似ている技ですが、今度は座った状態で腕の力を使って足を持ち上げていくので難易度が上がります。
【やり方】
①1人は四つん這いになり、まっすぐ前方を見るようにします。
②もう1人は四つん這いになっている人のうしろで両ひざを地面について、おしりを持ち上げた状態でしゃがみます。
③うしろにいる人が四つん這いしている人の片足を持ち上げて肩にかけます。
④もう片方の足を反対の肩にかけたら、肩にかけた両足首を左右それぞれの手で下から持つようにしてゆっくりと持ち上げます。完全に足が持ち上がったら止まります。
⑤四つん這いになっている人は、顔を上げて前方を見たまま手をまっすぐに伸ばします。
⑥ゆっくり下ろします。
腕の力がないと、足を持ち上げた時にフラフラしてしまい危ないです。
ですので、うまく持ち上げられない子どもには補助に入るようにしてあげてください。
まとめ:組体操2人技で協調性&運動神経を愉しく鍛えよう!
ということで、今回は組体操2人技を4種類紹介しました。
組体操は、友だちと協力して技を完成させていくことで協調性も育め、愉しく運動神経を鍛えられる素晴らしい種目です。
ただ、冒頭でもお伝えしたように組体操はケガにつながりやすい危険な種目でもあります。
ふざけてやるとケガにつながってしまうことを子ども達にはしっかりと伝えて、愉しく安全に取り組めるようにしていきましょう!
関連記事:>>組体操1人技を8種類ご紹介【指導のポイントも解説!】
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組体操1人技を8種類ご紹介【指導のポイントも解説!】

こんにちは、愉しいを創るコーディスポーツです。
今回は、おうちでも気軽に練習できる組体操の1人技を8種類紹介します。
「組体操」と言っても、今回お伝えするのは1人でできる技ですので、幼児から小学生と幅広い年齢で愉しみながら運動神経を鍛えられます。
指導のポイントなども解説していますので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
■組体操1人技8種類ご紹介【家でも練習OK】
今回、紹介する組体操1人技は下記のとおりです。
①片足バランス
②水平バランス
③V字バランス
④片手バランス
⑤アザラシ
⑥飛行機
⑦ブリッジ
⑧スカイツリー(背倒立)
では、動画にてそれぞれ解説していますので、さっそくご覧ください。
ここからは、動画をもとにテキストで解説していきます。
■組体操1人技それぞれのやり方と指導のポイント解説
組体操を指導するうえで、はじめにおさえておきたい重要ポイントは下記のとおり。
・バランスをとること
組体操では、頭をフラフラさせないことが大切です。
頭をフラフラさせてしまうとうまくバランスがとれないので、子ども達には頭をフラフラと動かさないようにやろうとはじめに伝えておきましょう!
では、動画でも紹介した組体操1人技のやり方やポイントを見ていきましょう。
①片足バランス
まずは、簡単にできる技の練習です。
子どもの年齢によっては動きがイメージしやすいように「フラミンゴのように片足でバランスをとってみよう!」などとわかりやすい表現を使ってあげるといいですね♪
【やり方】
①立った状態で両手を左右横に開き、片足を前方に上げます。
※できたら10秒間キープしてみましょう。
②反対の足でも同様におこないます。
両手は横にまっすぐ伸ばすとバランスがとりやすくなります。
慣れてきたら両目をつぶってやると難易度も上がり、また違う愉しみ方ができますよ^^
②水平バランス
片足バランスでは足を前方に上げましたが、水平バランスでは足を後方に上げます。
【やり方】
①立った状態で両手を左右横に開き、片足を後方に上げていきます。
※10秒間キープしてみましょう。
②反対の足でも同様におこないます。
足を上げる時に、地面を見ずにまっすぐ前を向いてやるとうまくバランスがとれます。
大切なのは「フラフラしないこと」なので、はじめは足を高く上げなくても大丈夫です。
慣れてきたら足を高く上げて、身体を床と水平になるようにしていきましょう!
フラフラしないでできるようになったら、軽く押してみたりするなど変化を加えると子ども達も愉しみながら取り組めますよ^^
③V字バランス
つぎは座った姿勢からおこなう組体操1人技です。
【やり方】
①座って両足を伸ばします。
②つま先は前に伸ばしたまま、両手を横に広げて両足を上げます。
※はじめはひざを曲げた状態でもOK。慣れてきたら、両足つま先までピーンとまっすぐ伸ばしてみましょう。
両手は真横にまっすぐ伸ばすとバランスがとりやすいです。
V字バランスのポイントは下記のとおり。
①両足を高く上げる
②つま先までしっかり力を入れる
頭の高さよりも両足が高く上がるように挑戦してみましょう。
もちろん、はじめは低くても大丈夫です!
④片手バランス
腕に力を入れて、おなかや背中など体幹に力を入れないとうまくできないのが片手バランス。
うまくできるようになると、逆立ちやハンドスプリングなどのむずかしい技にもつながっていきます。
【やり方】
①両手を床につけたら、両足を下げていき両手と両足のつま先で身体を浮かせます。
※おしりが高く持ち上がらないように気をつけましょう。横から見た時に、身体がまっすぐになるようにお腹と背中に力をグッと入れます。
②身体をひねりながら片手をまっすぐ上に上げていき、上げた手の指先まで力を入れてピンと伸ばします。
※身体をひねっていく時に、足は少し前後に開きましょう。
※視線は正面を向くように。
③反対側も同様におこないます。
片手バランスのポイントは下記のとおり。
①指先まで力を入れる。
②体幹(おなか、背中あたり)に力を入れて身体をまっすぐにする。
おしりが上下しないように気をつけてやっていきましょう!
つぎから少し難易度を上がります。
⑤アザラシ
より柔軟性が必要な組体操1人技です。
【やり方】
①おへそを下にして寝転がり(うつ伏せ)、両手は胸の横あたりにつきます。
※手が身体から離れた位置にあるとうまくできません。
③そのまま腕を伸ばしていき、上半身は後方に反らしていきうしろを見るようにします。同時に両足も頭に近づけるように上げます。
※できる人は頭と足をくっつけます。無理はしないように。
目線が前を向いていると、うまく頭が上がらないのでうしろを見るようにやっていきましょう。
アザラシができるようになると、ブリッジや倒立ブリッジなどのマット運動にもつながります。
⑥飛行機
飛行機もアザラシ同様に身体をうしろに反るので、ブリッジやハンドスプリング、倒立ブリッジなど難易度の高い技にもつながります。
ぜひチャレンジしてみてください♪
【やり方】
①おへそを下にして寝転がります。(うつ伏せ)
②そのまま両足を左右それぞれの手で持ちます。
※手で持つ部分は、足の甲でも足首あたりでもOK。
③②の姿勢になったらあごを上に持ち上げて身体を反っていきます。
※できるようになってきたら足も持ち上げて身体を反るようにしてやっていきましょう。
あごをしっかりと上げて、さらに足も持ち上げて身体を大きく反るようにするのがポイントです。
⑦ブリッジ
ブリッジはうまく頭が持ち上がらない子もいますが、コツをおさえて練習していけばできるようになります。
【ブリッジのコツ】
①手を耳の横につく。
②両足をおしりに近いところにひざを曲げた状態にしてつく。
身体から遠い位置に手と足をつくとうまく力が伝わらないので、身体の近くにつくことを意識して練習していきましょう!
【やり方】
①仰向けに寝転がります。
②両手は耳の横につき、両足はおしりに近づけて少しだけ左右に開いておきます。
③②の態勢が整ったら、おしりと頭を手と足の力を使って持ち上げていきます。
※おなかをまっすぐ上に上げていくイメージで。
※床についた両手の間を見るようにして、あごが上がると身体が反りやすくなります。
④頭を床に打たないように、ゆっくり身体を下ろします。
頭がうまく持ち上がらない子もいると思いますが、はじめは頭が床についてしまってもOK。
また、最初は腕がしっかり伸びない子もいるので、その時は補助として背中のあたりを持ち上げてあげると腕も伸びやすくなります。
片足上げブリッジにもチャレンジ!
頭がつかずにブリッジできるようになってきたら、片足をあげてやってみましょう!
【やり方】
①通常のブリッジをしてから、片足を上げます。
②足、胸、おしりが一直線になるようにピンと身体を伸ばします。
両足それぞれチャレンジしてみてください♪
ブリッジのための柔軟性を向上させるストレッチ
ブリッジは柔軟性が大切。
背中の柔軟性も大事ですが、肩周りの柔軟性も重要です。
ですので、肩/肩甲骨周りのストレッチを日頃からしておくとブリッジも上手にできるようになります。
参考 >>:【5分でOK】簡単にできるストレッチ【7種類を解説】
⑧スカイツリー(背倒立)
子ども達がイメージしやすいように「スカイツリー」や「東京タワー」と伝えましょう^^!
体操用語では「背倒立(または、肩倒立)」と言います。
【やり方】
①両足を伸ばして仰向けに寝転がります。
②おしりを高く持ち上げて、両足を上に伸ばして背中で倒立します。
※両手で背中(腰のあたり)を支えましょう。
つま先をピーンと上に伸ばせるとよりかっこよく見えますね。
【ポイント】
・おしりを持ち上げること。
・背中や腰あたりを両手で支える。
※支える両腕のひじをできるだけ中央に寄せるようにすると、しっかり身体を支えられます。
おしりを持ち上げるのがむずかしい場合は、足を高く上げるのではなく顔のほうに足を持っていっておしりを上げる感覚をつかむ練習をしてみましょう!
おしりが持ち上がるようになってきたら、少しずつ両足を高く上げていければOKです^^
■まとめ:組体操1人技を練習して運動神経を鍛えよう!
ということで、今回は組体操1人技を8種類紹介しました。
組体操は、指先やつま先まで気を配りまっすぐにピーンと身体を伸ばせるときれいにかっこよく見えます!!
もちろんはじめはうまくできなくてもいいので、それぞれのポイントをおさえながら愉しく練習していきましょう♪
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3人子育てエッセイ『基本、食べる寝る以外は動いてます』第28話。

男の子ってみんなそうなの?食べる寝る以外は動いているうちの3兄弟。よく食べて、よく転んで、よく笑って、よく泣いて、よく寝る。そんな3兄弟との何気ない毎日をエッセイという形で残したい。共感したり、クスッと笑ってくれたら嬉しいです。
第28話:仕上げ磨きが終わると1日のゴールが見えてくる
今日もあともう少しだ。そう思いながら一人ずつ洗面所に召集をかける。
3兄弟と過ごす1日はいろんな発見とともに、なかなかハードな1日となる。夏休みに入り、通常運転とはいかず、子ども3人が同じ空間にいると、愉しい時間もあるが、それと同じくらいトラブルも起きる。「おーにーちゃん!いやだったよー」と次男が叫んでいるかと思えば、「そっちが〇〇してきたんでしょ!」と長男も叫ぶ。三男は物を投げているではないか。こんな繰り返しで気がつけば、お風呂の時間。3兄弟がわちゃわちゃしている中、心を落ち着かせ、風呂に浸かるわたし。「あぁなんて気持ちが良いんだろう」と思った矢先、次男に足を踏まれたり、三男に頭からお湯をかけられる。怒涛のお風呂タイムが終わり、夕食準備、夕食タイム。やっと少し座れて、栄養を補給する。さぁもう少し。
まずは三男との戦い。夕食後は、それはもうスゴイことになっている。服に食べさせているのか?と思うくらい、あちらこちらにご飯粒が飛び散る。顔や手を洗い、さぁ歯磨きタイム。長男、次男はとても嫌がっていた歯磨きだが、三男はあまり嫌がらない。これは兄たちが大人しく磨かせてくれるからだと思うが、三男には持久力がない。口を開けたかと思うと、すぐ閉じて中々開かない。そのタイミングで指を噛まれることもあり、本当に痛い。話せなくてもこちらの言っていることはわかっている三男。噛んだら痛いことを伝えるが、噛まれると本当に嫌になるのでなるべく早々に切り上げる。
次は次男との戦い。次男は眠たい時間なのである。「眠くて動けない」と言い、とにかく石のように動かないことが多い。最初は優しく話すわたしだったが、段々とイライラしてくるのがわかる。あともう少しなのに。次男に噴火してしまうことが多いわたし。あぁまたやってしまった。わかっているはずなのに繰り返してしまう。子どもに「同じこと何回も言わせないでよ〜」なんて偉そうなことは言えないと実感する瞬間である。
最後は長男。三男くらいの時は本当に毎日毎日大変だった歯磨き。今は大きく口を開けてくれる。成長しているのだと改めて気付かされる。歯は5本も抜けた。少しずつだが大人に近づいている長男。仕上げ磨きもあと数年だろう。
3兄弟の仕上げ磨きが終わると1日の子育てはほぼ終わったようなものだ。うちの3兄弟の寝かしつけはおそらく楽な方だと思う。ほっとしている自分がいる。なんだかんだ大変な1日だったが、今日も3兄弟の歯を磨けた。3兄弟は元気に1日を過ごせた。毎日同じようで違う1日。当たり前の時間こそ大切にしていかなければいけないと思う。
穏やかに仕上げ磨きができる、かあさんでいたい。
3人子育てエッセイ『基本、食べる寝る以外は動いてます』をよろしくお願いします。
☆毎週金曜21時更新☆