免疫力を上げるためには【腸内環境】【自律神経】【体温】、この3つのポイントを抑えることが重要です。
愉しいを創るコーディスポーツ、かあさん栄養士みかコーチです!
免疫力を上げる方法の後編その3です。
【体温】について、具体的な食事の摂り方やどのような食べ物が効果的かお伝えしていきます。
▼前編はこちら▼
https://coordisports.com/blog/376
▼後編その1はこちら▼
https://coordisports.com/blog/3891
▼後編その2はこちら▼
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目次
体温を上げる食事とは?
体温が上がれば免疫機能が高まるとお話してきました。食べ物の中でも身体を冷やす食品と身体を温める食品があります。さらにそのどちらにも属さない中間的な食品もあります。旬の食材は、その季節にふさわしい性質を持っているものが多いのが特徴です。冬ならば、身体を温めてくれるものが多く、夏ならば身体の熱を取って冷やすものが多いです。それぞれの特徴を知って食事に取り入れ、組み合わせにも気を付けていきましょう。
①陰性食品(身体を冷やす食品)
陰性食品の特徴は、温かい土地が産地のもので、旬が夏場のものが多く、柔らかく水分を多く含み、寒色系の食品です。精製されたた食品も含みます。甘いものには身体を冷やすものが多いですね。
バナナ、パイナップル、みかん、すいか
小麦、白砂糖、牛乳、コーヒー、ビール
脂身多い肉
きゅうり、トマト、なす、レタス、ゴーヤ
このような食品が陰性食品になります。
②陽性食品(身体を温める食品)
陽性食品の特徴は、寒い土地が産地のもので、旬が冬場のものが多く、固くて水分が少なく、暖色系の食品です。根菜類や発酵食品などもあてはまります。
りんご、さくらんぼ、プルーン
玄米、そば、くるみ、黒砂糖、味噌、チーズ、納豆
玉ねぎ、長ねぎ、人参、かぼちゃ、ごぼう、生姜
鶏肉、赤身の肉、いわし
このような食品が陽性食品になります。
③間性食品
間性食品の特徴は、陰性食品と陽性食品のどちらにも属さない中間的な食品を指し、温めも冷やしもしません。
キャベツ、とうもろこし、さつまいも
このような食品が間性食品になります。
3つの食品の食べ方ポイント
- 陰性食品は熱や塩を加えたり、乾燥や発酵させると陽性食品に変化します。
- 陽性食品は砂糖、酢や水分を加えたり、冷やすと陰性食品に近づきます。
- 陰性食品を食べるときは陽性食品と組み合わせて食べると身体の冷えを防ぐことができます。
身体を温めるおすすめスープ3選
大豆のトマトスープ
大豆、キャベツは間性食品です。トマトは陰性食品ですが、温かいスープにすることで身体を温めてくれます。
3~4人分
- 水煮大豆…160g
- トマト缶…200g
- 水…400ml
- キャベツ…65g
- コーン…120g
- コンソメ…小さじ3~4(お好み)
- キャベツは食べやすい大きさに切る。
- 材料を鍋に入れて煮込んで、最後に塩こしょうで味を整える。
和風豆乳かぼちゃスープ
かぼちゃには免疫力を高めてくれる栄養素が多く含まれています。
3~4人分
- かぼちゃ…150g
- 水…200ml
- 味噌…小さじ2
A:調整豆乳…300ml 顆粒だし…小さじ1 粉チーズ…3g
- かぼちゃはさいの目切りにして、200mlの水で柔らかくなるまで煮る。
- Aを入れて弱火で温め、火を消して味噌と塩こしょうで味を整える。
春雨中華スープ
生姜は血行促進効果があり、身体を温めてくれます。長ネギも身体を温め、腸内の善玉菌を活性化してくれます。
3~4人分
- 豚ひき肉…100g
- 生姜チューブ…小さじ1/2
- 春雨…35g
- 長ねぎ…15g
A:水…600ml しいたけ…50g 鶏ガラスープの素…小さじ2と1/2
- しいたけと長ねぎを食べやすい大きさに切る。
- 豚ひき肉を生姜と炒め、肉の色が変わったらAを入れる。
- 沸騰したら春雨を入れて3分くらい煮込み、塩こしょうで味を整える。
そもそも冷たい食べ物や飲み物は、食べすぎると胃腸への負担となり冷えにつながるので気を付けましょう!
ストレッチや軽い運動などで身体を動かすことも意識すると、身体の血行がよくなります。
食品の特性を知り、偏ることなく、旬の食材も上手に取り入れていきたいですね。
免疫力は1日で上がるものではありません。
日ごろの食生活で出来るところから少しずつ取り入れてみてくださいね!
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