男の子ってみんなそうなの?食べる寝る以外は動いているうちの3兄弟。よく食べて、よく転んで、よく笑って、よく泣いて、よく寝る。そんな3兄弟との何気ない毎日をエッセイという形で残したい。共感したり、クスッと笑ってくれたら嬉しいです。
第58話:三男、二語文時々、石となる
「オカアサン ハイシャサン」、「クルマ アブナイネェ」、「オニイチャン ガッコウ」など三男にエンジンがかかってきた。そう、二語文を話し始めた。二語文を調べると、目的語と述語などの文の構成要素の2つの単語からなる文と出てくる。少し前までは、「カアサン」や「ワンワン」だけだったのに、散歩中に犬をみると「ワンワン アブナイネェ」など組み合わせの応用技も披露してくる。とても可愛い。言葉でコミュニケーションが取れるのは面白い。
長男や次男の時に「言葉の遅れ」というワードを何度か調べたことがあった。「何歳くらいまでにこれくらいは…」というある意味呪縛感たっぷりの検索結果に最初は動揺した。が、毎日子どもたちと接しているのはわたしであって、パソコンの情報ではないと思い、ある時から検索しなくなった。なので、三男に関しては遅い早いの概念はなく、純粋にどんどん言葉が出てくることが可愛いなと思える。
あとは、「これでいい?」と聞くと「うん!」と「ううん(違うという身振り)」の意志をはっきりと示してくれるようになった。その分、納得いかないと石みたいに動かないことが増えてこちらが困ることが多くなったが、主張ができることはいいことだと受け止めて、お互いが納得のいく交渉?を積み重ねるしかないと感じている。
最近石みたいになって困ったエピソードといえば、いつも通っている道に引っ越し業者の大きなトラックが2台止まっていたので迂回したことがあった。そしたらとても怒って石みたいに動かなくなった。次男を幼稚園に連れていきたかったので、仕方なく大きな三男石を抱きかかえて幼稚園へ向かった。次男と別れた後も泣き叫び石のままだった。最初の石になった段階で丁寧に話しを聞いていればよかったのだ。もしかしたら、わたしが勝手に迂回したことが原因と思い込んだだけで、別の理由で石になったのかもしれない。大人の勝手な思い込みというか、わたしの勝手な思い込みをできるだけ捨てたい。
まさに「急がば回れ」を実感した。毎日が勉強だ。ありがたや、ありがたや。
3人子育てエッセイ『基本、食べる寝る以外は動いてます』をよろしくお願いします。
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