2017年の仕事も今日で納まりました。
日々様々な子どもたちと出会い、そして運動を通して「共育」をさせていただいています。
そういう機会を頂ける毎日に感謝しております。
この一年いろいろなことがあったのですが、、、
やはり「共育」って奥が深いってことを常々感じる。
子ども達にとって何が大切なのか。
何が彼ら、彼女らにとって必要なのか。
子ども達の成長を助けられているのか。
邪魔はしていないのか。
いろいろと考えながら、そして感じながら、そしてまた考えながら日々を過ごしています。
簡単じゃないから面白い。
十人十色。
本当にそうだなー。
自身の息子も4月から幼稚園。
ますます自我が芽生え、会話をするのが面白い。
なるべく子どもと公園に行って遊ぶようにしています。
遊ぶというより遊んでもらっているのかな?
3歳から幼稚園に通うってことは、いままでとは環境が大きく変わり、少しずつだけど、親から離れていくんだな。
「三つ子の魂百まで」という諺があるけど、どれだけ子どもと関われたかな。
もちろんこれからも沢山関わっていきますが。
そして、子どもと関わることで凄く感じる
「言葉の力」
人間は動物の中でコミュニケーションをとるために、言葉を発します。
もちろん様々な理由でできない人もいます。
ですが多くの方は言葉を通して、コミュニケーションを取ります。
子どもたちと接するときに気を付けなければならない言葉。
心が乱れているとき、言葉は乱れます。
われわれ指導者や大人は、子ども達を下に見てしまう傾向にあります。
特に偉そうに話をして、延々と説教して、子どもの人格を否定してしまう時もあります。
逆にほめることもします。
現代では
「叱るよりも褒めることが大切」
といわれることも多いです。
が、物事には長所もあれば短所もあります。
褒めることにも悪いこともあります。
褒めるときにどう褒めますか?
「すごいね!!」とか「上手にできたね」とか言ったりすることが多いと思います。
褒めることは悪いことではないけど、褒めることの短所って何ですかね?
それは、褒めることが結果を褒めてしまうと、褒められるからするということになってしまいます。
逆に言うと、褒められないならやらない。
見ていない時にやらない。
例えば、前転が上手になったときに、前転ができたことを褒めることばかりしていると、うれしいです。
できなかった時には褒めてもらえない。つまんない。
人生はたくさんの失敗から学び、そしてまたチャレンジしていくことが必要です。
いつも成功するなんてありえません。
そこで、一番大切になってくるのは、
子どもが何かを考え、子ども自身が頑張ってやったことです。
その気持ちに寄り添うことです。
褒めることを勘違いして、ご褒美をあげたり、できたことだけを褒めていると、痛い目をみます。
人間とは「自分の気持ちで動く」ものです。
例え「できない」という同じ結果でも
そこに向かっていく子ども達の「気持ち」はいろいろある。
①一生懸命やろうとしてできない
②適当にやっているからできない
③何も考えていない
などいろいろである。
同じ結果であるが、全く違う。
②③の場合は、できなくても仕方ないかもしれない。
①の場合に注意が必要である。
一生懸命やろうとしていることを褒めてもらえたり、認めてもらえれば、子ども達はチャレンジしていけます。
どうでしょうか?
できないという結果ではなく、やろうとする気持ちを言葉に変えて、褒めてあげる。
できるようで意外と難しいです。
結果にとらわれているうちは、子ども達は信用してくれません。
子ども達のやろうとする気持ち、がんばろうとする気持ち。
その気持ちを我々大人の「言霊」で勇気づけていきましょう!!
言葉の力、破壊力、包容力はすごいです。
マイナスな声かけではなく、プラスにとらえられるようにしていきましょう!!
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