男の子ってみんなそうなの?食べる寝る以外は動いているうちの3兄弟。よく食べて、よく転んで、よく笑って、よく泣いて、よく寝る。そんな3兄弟との何気ない毎日をエッセイという形で残したい。共感したり、クスッと笑ってくれたら嬉しいです。
第88話:縁起のよい話がしたいけれど
「八」は日本では「末広がり」と言い、昔から縁起の良い数字とされている。この3人子育てエッセイも第88話。何でもない日常をつらつらと綴ってきた。つらつら綴りすぎて、現状報告になっていることもたくさんあるだろう。何が言いたかったのかわからない話もまとまりのない話もたくさんあった。今回は縁起の良い数字が揃っているので、良い話を綴りたい。
が、最近の話といったら、「八・・・、はち・・・、は・・・・歯!」そう、わたしの「歯」の話を聞いてほしい。昨年の6月、前歯が折れる事件があってから、歯列矯正を開始した。月1の慣れそうにないワイヤー交換。その度に歯が締め付けられて、数日固形物が食べられない。さらにこの矯正を始めてから、丈夫な歯を4本も抜いた。わたしの顎に似合わぬ1本1本の歯のデカさは、言うならば「2人しか宿泊できない部屋に5人泊まっている状態」と先生に例えられた。実にわかりやすい。
先ほど、4本抜いたといったが、そのほかに親知らずを2本抜いた。そして、つい先日3本目の親知らずを抜いたのである。抜くのに1時間かかった。口をずっと開けていたので、顎が外れるかと思うくらいガクガクになった。歯茎が腫れて痛い。抜糸するまで1週間、痛みは続くだろうと言われた。大人になってからの痛みといえば、強烈な出産の痛みがあったのだが、不思議なことに人は忘れていくのである。何か痛いことがあれば「あの時の出産の痛みに比べれば・・・」なんて耐えようと思うこともあるが、最近はその効力を失いつつある。歯を抜くときの麻酔がとにかく嫌だ。じわじわ液体を入れられて、それがまた痛い。気がつけば麻痺しているが、治療音はバッチリ聞こえるので、もう、嫌な音でしかない。しかめっ面をしすぎて、眉間のシワが濃くなりそうだ。
さらに襲ってくるのは頭痛。わたしは頭痛持ちではないので、この時ばかりは本当に辛い。頭の中でトンカチを持った小人がトントンやっているような感じだ。これが、この状態が、生理前と被るともう辛すぎる。
これを読んでいる方はどうやって自分の機嫌をとっているだろうか?わたしは好きなことがたくさんあるのだが、それすらできない状況と言うのは本当に辛い。休むしかないのである。子どもたちがいる中で、「休む」と言うのはなかなか難しい。今のわたしの課題は「不調時いかに冷静に自分の状況を子どもたちに伝えてわかってもらうか」と言うことだ。やっぱり伝えないと、ただ噴火してしまうから。子どもたちは何も悪くないから。
生理前と治療が被った日。ドラックストアにて「命の母ホワイト」に手をかけたものの、そっと置いて家に帰ったかあさんであった。何の話をしているのだろうか。あっ、縁起の良い話…をしたかったのに(苦笑)。
3人子育てエッセイ「基本、食べる寝る以外は動いてます』をよろしくお願いします。
☆毎週金曜12時更新予定☆
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