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3人子育てエッセイ『基本、食べる寝る以外は動いてます』第17話。

男の子ってみんなそうなの?食べる寝る以外は動いているうちの3兄弟。よく食べて、よく動いて、よく転んで、よく笑って、よく泣いて、よく寝る。そんな3兄弟との何気ない毎日をエッセイという形で残したい。共感したり、クスっと笑ってくれたら嬉しいです。


第17話:いつの間にか高くなっていた次男への要求


 

最近、「なんで何回も同じこと言わなきゃいけないの―?」と次男に言っていることが多かった。次男は何回も同じことを聞く。「あ~~~。」とイライラしがちなわたし。旦那曰く、何回も同じことを聞いたり、言ったりするのは、次男自身が納得していないから。わたしは何か別の家事をしながら答えることが多かったのかもしれない。長男は遠くからでも会話だけで意思疎通できることが多い。三男は言葉が話せない分、直に訴えてくるので否が応でも向き合う。そう次男と向き合う時間が取れていなかった。3兄弟あるあるなのか。真ん中は上や下に合わせることが多く、わたしも次男とのうまくいかないやり取りに、歯がゆさを感じていた。

そうなるとやはり次男も構ってほしい。ついおふざけが度を越す。そして、また別なことで次男を怒ってしまうことも続いた。「あ~、悪循環。」自分も辛いし、何より次男もわたしに伝わらないことが消化不良になってモヤモヤが蓄積される。しまいには、長男も加わり、次男のできていなかったことを指摘。言い方こそやさしいが、「あれが良くなかった、これがダメだった」と言われるのは悲しい。次男も「いやだった、そんな風に言わないで」と泣く。これは完全にわたしが悪い。気が付くと、長男との会話だけで意思疎通を図るやり取りを知らず知らずのうちに次男へ要求していた。自分の言い方や向き合っていないことに目を向けられていなかった。

次男はとてもがんばっている。幼稚園の支度も自分でやっている。よく前後反対になるが自分で服も着られるし、靴も履ける。いつも間にか「寒いからこれ着るね」と体温調節もできるし、日中、お漏らしすることもなくなった。あんなに「もう少しもう少し早めにトイレへ行こうね!」と言っていたのが、遠くの懐かしい記憶である。幼稚園に入園してから身の回りのことがどんどん一人で出来るようになった。幼稚園生活だって、言葉がたくさん出てきて、文章で話せるようになり、友達に気持ちを上手く伝えられるようにもなった。先生からは、自分が年中さんのお兄さんになったから年少さんへの対応がとても優しいと聞いている。ご飯もよく食べるし、よく寝る。わたしはこんなにがんばっている次男にまだ何を求めているのだろうか。

出来ることが増えて、新しいことへどんどん挑戦している次男。わたしが変わらなくてはいけない。今できていることに目を向けて、新しいことへのサポートと見守り。つい口を出したくなるのを抑える。そして、次男とゆっくり向き合って話しを聞きたい。

 

3人子育てエッセイ『基本、食べる寝る以外は動いてます』をよろしくお願いします。

☆毎週金曜21時更新☆

 

みかコーチ 【3児ママ】

みかコーチ 【3児ママ】

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