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子育てエッセイ『基本、食べる寝る以外は動いてます』第11話。

男の子ってみんなそうなの?食べる・寝る以外は動いているうちの3兄弟。よく食べて、よく動いて、よく転んで、よく笑って、よく泣いて、よく寝る。そんな3兄弟との何気ない毎日をエッセイという形で残したい。共感したり、クスっと笑ってくれたら嬉しいです。


第11話:そこにいない家族を想フ


 

そこにいない家族や今ここにいない誰かを想える力は、想像力と共に思いやりの心も育ててくれるだろうか。

スーパーでおやつを買おうとなった時。長男と次男は必ず「おとうさんのは?」とか、今いない兄弟のぶんはどうするのか?と聞いてくる。わたしはいつも「そうだね~、どうしようか?」となんとなく返事して、「じゃあ、選んでくれる?」とか「これ買っていこう!」なんてお買い得商品を買ったり。でも実はいない家族のことを考えられるってすごいことなのかもしれないと思えてきた。

スーパーでのおやつ選び。自分の好きなものを買える嬉しさと自分で選べるワクワク感。「ひとつだけね」という私の言葉を忠実に「ひとつ」を真剣に選ぶ長男と次男。いつも意外なものを選ぶことが多いのが次男だが、バラエティーパックのような大きなひとつを選んだことはなく、ひとつだけと言う約束を守っているからすごいなと思う。えっ!?わたしの圧力を感じる?(笑)。一応、一貫性は持たせるようには気を付けており、例えば、お店に入る前に「今日は○○を買いに来た」や「家におやつが待ってるから今日は買わない」など話をしたり、あまり例外を作らず声掛けしてきた。何より長男がひとつ選ぶと次男もひとつ選ぶので、長男の影響は大きいのかなと感じている。

そんなこんなで、長男、次男は自分のおやつを確保したのち、いない家族の分を考える。自分たちの分だけではなく、みんなで食べたいと考える長男と次男の想いは、とてもうれしく感じる。

こんなこともあった。長男が卒園してから、家で長男、三男、わたしで過ごす日が数日あった。長男は「おにいちゃんがいなくてだいじょうぶかな?」と幼稚園にいる次男のことを心配していた。わたしは「長男が次男にたくさんのことを教えてくれたから、もう大丈夫だよ。次男もすごくがんばっていると思うよ」と伝える。長男は「そうだね、次男はトイレも上手に出来るようになったからね!」と言っていた。次男を心配して、出来るようになったことを褒めてあげられる。認めてあげられる。長男の思いやりが嬉しいし、次男も大喜びだと思う。

いない誰かを想うことに関して、子どもたちはおとうさんへの想いが強くなる。おとうさんはいつ帰ってくるのか、名付けて【いつ帰ってくるのか攻撃】が始まる。長男と次男がタックを組むとそれは攻撃力を増す。さらに一番戦闘能力が高い三男までもが暴れだすと、とても大変なことになる。長男もおとうさんが仕事だと頭ではわかっていても、「なんで~」とか「またいないの?」と、ぐずることもある。そんなときは「おとうさんは本当はみんなと一緒に遊びたいんだよ。でもみんなで美味しいもの食べたりしたいからお仕事がんばっているんだよ!」と伝える。自分たちのためにがんばっているおとうさんの姿は子どもたちにも伝わり、ありがとうの気持ちを感じ取る。「おとうさんのぶんは?」と相手を思いやる心は、毎日の小さな積み重ねなんだと実感する。相手のことを思いやれる子になりますようにと願うならば、まずわたしが、小さなことから感謝の気持ちを伝えていくことが大切なんだろうなぁと。

そこにいない家族や誰かのことを悪く言うのではなく、いないからこそ兄弟、家族や誰かのよいところをたくさんみつけられる、認められる、話せることは素敵なことだ。まずは家族間での思いやりの積み重ねを。

 

子育てエッセイ『基本、食べる寝る以外は動いてます』をよろしくお願いします。

☆毎週金曜日21時更新予定☆

寺尾 美佳

寺尾 美佳

[かあさん栄養士 みかコーチ] 食生活から一緒に愉しいを創っていきましょう!

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