男の子ってみんなそうなの?食べる寝る以外は動いているうちの3兄弟。よく食べて、よく転んで、よく笑って、よく泣いて、よく寝る。そんな3兄弟との何気ない毎日をエッセイという形で残したい。共感したり、クスッと笑ってくれたら嬉しいです。
第69話:トイトレってなんだっけ?
三男のトイトレ(トイレトレーニング)があまり進んでいない。わたしがこのようにネガティブな言葉を発しているからであろうか。何を持って進んでいないと言えるのだろうか。今、まさにわたしのよくわからない考えからの脱却が先なのかもしれないと気がついてしまった。
いや、でも書きたかったことは書いてみよう。きっと長男と次男の時と比べていての発言だったんだろう。もちろん旦那と協力してトイトレは進めてきたが、間に合わなかった時の対処(掃除や衣類の洗濯)などはほぼわたしだ。最初からうまくいく人なんていないが、毎日、毎回大量の洗濯や掃除は結構な仕事だった。
三男はうんちをする時、カーテンの後ろに隠れるので、隠れたらすかさず「トイレに行こう!」と誘っては見るものの、「でーなーいぃ!!!!!」と大声で叫び拒否する。「あぁ、長男も次男もこうだったよな。けど、あのファーストポトン顔」が忘れられない。長男も次男もすっごいキョトン顔で、トイレでうんちができた戸惑いと嬉しさが入り混じった顔である。その1回までが長いんだよな。今のわたしは、なんとかして、過去の経験を活かして、最短の道を通りたいのではないだろうか。旦那は言う。「焦っても、怒ってもトイレでできるわけじゃあないよ」と。冷静に言われた日には「わかってるよぉ!!!!」とこちらが叫んでしまう。わたしも子どもと変わらないなぁと一人静かに反省する。
トイトレ3人目となると、少しお腹がいっぱいな感じもあるのかもしれない。でも三男はそんなこと知っちゃいない。わたしが気持ちを入れ替えないと、比較して、焦って、一人落胆して。これはいかん。できたことに目を向けるのは意外と難しい。毎日一緒にいるとできたことが当たり前になりすぎて、できていないところに色々と言ってしまう自分がいる。
自分のハードルもグンっと下げよう。そして三男がトイレに座ったらそれを褒めてあげよう。焦らなかったわたし自身も一緒に褒めてあげよう。そう、一緒に褒めてあげよう。
これを読んでくれている方で、もしトイトレに心折れたり、もし疲れていたら、子どもの行動を受け入れられた自分を一緒に拍手して褒めてあげましょ。「ま、いっか」がきっと子どもも自分も楽になるおまじないだと信じて。
3人子育てエッセイ『基本、食べる寝る以外は動いてます』をよろしくお願いします。
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