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3人子育てエッセイ『基本、食べる寝る以外は動いてます』第45話。

男の子ってみんなそうなの?食べる寝る以外は動いているうちの3兄弟。よく食べて、よく転んで、よく笑って、よく泣いて、よく寝る。そんな3兄弟との何気ない毎日をエッセイという形で残したい。共感したり、クスッと笑ってくれたら嬉しいです。


第45話:どうにもならないイライラをどこに投げればいいのか?


 

これまでも、子どもにきつい言い方をしたり、怒鳴ってしまうことの原因は、自身の体調不良なども関係しており、それらはわたしの課題であって、わたし自身で機嫌をとるべくいろんなことを試してきた。おぉこれはうまくいったな!とか、あぁまた同じことの繰り返しだと落ち込むこともあったが、最近は落ち込んだり、悩みすぎるのは時間の無駄かもしれないと思うようにもなった。反省してないのか、学習していないのか、と言われればそれまでになってしまうが、なるべく早く切り替えるようになったと記しておこう。

そう、今回は先に述べたような自分でなんとか収拾の付けようがない「自分ではどうすることもできないイライラ」に遭遇した日のことを聞いて欲しい。

その日は小雨が降っていた平日。幼稚園に次男を送り届けたら用事があったので、三男を自転車の前に乗せて出発。わたしは雨具を着て、いつもよりは視界も悪かった。次男はいつも歩く。「傘はいるか?」と聞いたら「いらない」と言ったので、いつも通り歌を歌いながら自転車を押して歩くわたしの横に歩いていた。いつも通りの道を歩いていただけなのに事件は起こった。

わたしたちは歩道を歩いていただけ。なのに、次男が犬のうんちを踏んだ。なぜ、歩道の真ん中にうんちが置き去りにされているのか。いつものわたしなら気が付いたのか。雨具で視界が狭くなっていたのに加えて、三男が乗る自転車を押していただけだ。なんでこんな歩道の真ん中にうんちがあるんだー!!!!!わたしは思わず大きな声で「なんでやーーーー!!!!」と叫んだ。次男は何も悪くない。ただ歌を歌いながらいつも通りに幼稚園へ向かっていただけなのに。そんなことを頭で唱えつつも、次男が踏んだうんちをなんとかせねばと焦る。とりあえず、近くの公園へ急ぐ。幸いゴムの長靴だったこともあり、水で洗い流せた。ホッと胸を撫で下ろすも、自転車に乗っている三男は「止まってるならおろせー!」と言わんばかりに暴れている。泣きたいのはこっちだよ、と思いながら幼稚園へ向かった。

誰が置き去りにしたかわからないうんちを踏み、嫌な気持ちになり、疲弊した。誰かわかればその人に向かって何か言えるのだろうか。自分が大切に飼っている犬の糞の始末はしてほしい。これがマナーだと思う。こんな常識をヒトに求めすぎると非常に疲れてしまう。自分の犬の糞を始末しないヒトとはおそらく話が噛み合わないだろう。これまでこんなどうにもならないイライラはどうやって解決してきたっけ?と思い返す。自分だけでなく、子どもを介するどうにもならないイライラ案件。魂を一旦「無」にして、スマートにかわせる術を少しずつ身につけていきたい。

 

3人子育てエッセイ『基本、食べる寝る以外は動いてます』をよろしくお願いします。

☆毎週金曜21時更新☆

みかコーチ 【3児ママ】

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