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子育てエッセイ『基本、食べる寝る以外は動いてます』第5話。

男の子ってみんなそうなの?食べる・寝るとき以外は動いているうちの3兄弟。よく食べて、よく動いて、よく転んで、よく笑って、よく泣いて、よく寝る。そんな3兄弟との何気ない毎日をエッセイという形で残したい。共感したりクスっと笑ってくれたら嬉しいです。


第5話:長男の診察券


 

子どもたちは幼稚園でマスクをしていることもあり、鼻水を垂らしていても風邪がそこまで悪化することもなく、最近はめっきり小児科にかかる回数も減っている。なにげなく、診察券ポーチを整理していた時、長男の診察券がやたらと多いことに気が付く。一人目あるあるだろうか。親も0歳からのスタート。心配事は尽きなかったし、わからないことだらけだったなと。私たち親も長男を慎重に育ててきた認識があり、小児科、耳鼻科、皮膚科、歯医者、整形外科、あらゆるところを受診した記憶がある。診察券を眺めながら数年前のことだがもうどこか懐かしく思った。

とにかくわからないことは専門家に聞くのが一番なのだ。ネットは便利な反面、情報が溢れていて変に心配になることもあったからである。小児科は知り合いの紹介で受診したところで、先生がとにかくやさしい。こんなこと聞いても大丈夫かな?ということでも丁寧に答えてくれる。そこは日曜が休診だった。子どもの体調が悪くなるのは、夜中とか、休日にもある。今なら、一晩様子をみてみようと判断する状況でも、6年前の私たちは、すぐに先生に診てもらわないといけない、もっとひどくなったら大変だ!と夜間の救急外来に1度だけ行ったこともあるし、日曜日に診察している病院にも行ったことがある。初めてのことばかりで仕方のないことだが、今思うと本当にあたふたしていた。

あたふたの印象的なエピソードにセカンドオピニオンがある。長男が1歳8か月の時。クリスマスまであと1週間くらいだった。マンションの手動のドアで指を挟み、出血し、ぱっくり切れてしまったことがあった。あの時、自分の身体から血の気が引く感じは今も覚えている。小児科の先生にみてもらって、念のためと形成外科を紹介してもらった。その病院に行くと、淡々と「最悪、手術をしなくてはいけない」と言われ、時が止まった感じがした。手術という言葉にびっくりした私はもう一か所、自分で探した病院へいってみた。「手術かぁ。いや、もう少し様子をみたら皮膚がくっついてくると思うよ」と言われた。ホッとした。今思うと、「大丈夫だよ」と言ってくれる先生を探していたような…。恥ずかしいはなしである。小児科の先生に一連の出来事を話すと、医者は一応想定される最悪な事態を言う必要はあるけど、いきなり手術と言われたらびっくりするよねと。ちなみに長男の指だが、2つ目の病院の先生が言った通り、割と早い段階で傷口がふさがりだしたので、傷口を固定するテープの張替えだけで無事に完治した。

歯医者も何か所か通院した。というのも、長男の最初に行った歯医者の先生との相性がすこぶる悪かった。子どもでも相性はあるのだと痛感した。いや、子どもだからその場の雰囲気とか先生の接し方で感じるところがあると思うし、単純にまだ2歳なので仕方ないのだ。虫歯はまだ一度もなく、定期検査やフッ素を塗る目的で通っていたが、毎回、ギャン泣きされるととても気が重かった。予防注射は割と大丈夫なのになと頭をよぎったが、やはりかかりつけの小児科の先生は特別なのだろうと実感した。今では、あの時が信じられないくらい別人かと思うくらい素直に口を大きく開けて診察してもらえるし、なんならいつも「偉いね」と声をかけられる。慣れもあると思うが、いつかの私の努力!?は無駄になっていなかったのだと思うことにした。

こんな具合で次男が産まれるまでは、小児科以外の歯医者や耳鼻科、整形外科に関して自分たちにあう病院を探していた。あたふたしながらも日々子どもと向き合っていると子どもが体調を崩すときが分かったり、具合が悪くなった時の対処法などは身についていった。

診察券をみていたらまだまだ忘れていたエピソードを思い出す。あぁ、少しずつだけど私もかあさんになってきてるのかな?なんて思ったり。子どものために、かあさんはいつだって必死なのである。

 

子育てエッセイ『基本、食べる寝る以外は動いてます』をよろしくお願いします。

☆毎週金曜更新予定です☆

第4話はこちら▶https://coordisports.com/blog/4055

第6話はこちら▶https://coordisports.com/blog/4157

 

寺尾 美佳

寺尾 美佳

[かあさん栄養士 みかコーチ] 食生活から一緒に愉しいを創っていきましょう!

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