こんにちは、愉しいを創るコーディスポーツです。
コーナーを走る時(カーブする部分を走る時)に、うまく速く走れないというお悩みをよく聞きます。
ということで、今回は「コーナーを曲がる時の走り方のコツ」を解説します。
「カーブでスピードが落ちてしまう」というようなお悩みもしっかりと改善できます。ぜひ本記事を参考にしていただき、カーブをうまく速く走れるようにしていきましょう!
目次
【走り方のコツ】かけっこが速くなる「カーブ」の極意【動画で解説】
直線を走る時とコーナーを走る時とでは、腕の振り方などの身体の使い方が少し異なります。
動画を見て練習をして、カーブの走り方のコツをつかんでいきましょう!
下記、動画の解説内容をまとめてあります。
コーナーを曲がる時の走り方のコツ【練習方法解説】
下記のような流れで、順を追って練習していきましょう。
①腕の振り方の確認
②リアクションステップ【3種類】
③倒れ込み姿勢の練習
④8の字走【2種類】
では、それぞれ順番に解説します。
①腕の振り方の確認
身体がグラグラしないように、また身体が前後に振れないように意識しましょう。
【腕の振り方の練習法】
①両腕を同時に前後に振る。
②左右の腕を交互に前後に振る。
※足はそろえたままでも、前後に開いた状態でもOKです。
腕を振る時は、ひじを90度くらいに曲げて振るようにしましょう。
注意点としては、腕が伸びないようにすること。
腕が伸びてしまうとうまく力が伝わらないので、まずはしっかりとひじを曲げて腕を振る練習を意識しておこないましょう。
腕の振る時にもうひとつ気をつけたいポイント
「腕を振る強さ」です。
腕を後ろ側に振る時は強く振れるのですが、前に振る時は十分に振れてないことが多いです。
ですので、前後に大きく振るように意識しながら練習します。
目安としては下記のとおり。
・前に腕を振る時:親指が鼻に当たるくらい。
・後ろに腕を振る時:肩とひじの高さが同じになるくらい。
コーナーを曲がる時の腕の振り方
カーブを走る時は外側の腕(基本的には右腕が外側になると思います)を、少し大きめに振るように意識してみましょう。
コーナーを曲がる時は、身体がどうしても外側に流れてしまうので外側にある腕を少し大きく振って、左腕は小さく振ると無駄なくコーナーを走れます。
ということで、片方の腕を大きく振る練習も少しだけしてみましょう。
ここは感覚的なところにはなるので、走る時に意識して「外側の腕は大きく振るんだ」というのを身体になじませていくようなイメージで大丈夫です。
②リアクションステップ【3種類】
腕の次は足の動かし方。
速く走るためには、足を速く動かすことが大切です。
はじめに、スタートラインとゴールラインを作っておきましょう。
リアクションステップ【1】
①「スタート」の合図でスタートライン上で足をできるだけ速く細かくステップを踏みます。
※身体が前後左右に倒れたりブレないように、身体をまっすぐにしたまま素早く足を動かしましょう。
②拍手の合図でゴールまで走ります。
「もっともっと速く!」と盛り上げてあげると、子ども達も速く足を動かそうとなりますのでどんどん声掛けをしながらやっていきましょう♪
次は少し変化を加えます。
リアクションステップ【2】
①「スタート」の合図でスタートライン上で足をできるだけ速くステップを踏みます。
②先生が左右どららかに指をさし、子どもは指がさされた方向に素早く身体をひねって元の姿勢に戻ります。
※指の方向におへそを向けるようなイメージでひねりましょう。
③拍手の合図でゴールまで走ります。
できるようになってきたら、
上に指さした時は「ジャンプして両手を頭上で拍手する」とか、
下に指さした時は「床をタッチする」など左右だけでなく、上下の動きも取り入れていきましょう。
また動きを変えます。
リアクションステップ【3】
①「スタート」の合図でスタートライン上で足をできるだけ速くステップを踏みます。
②先生が左右どららかに指をさし、子どもは指さされた方向とは「反対」に素早く身体をひねって元の姿勢に戻ります。
③拍手の合図でゴールまで走ります。
このように細かくステップを踏みながら、素早く身体をひねる動作をいれることで反応能力を鍛えたり、身体のバランス能力を鍛えることでカーブがうまく走れるようになります。
変化を加えることで、飽きることなく愉しみながら練習に取り組めますので、単調な練習にならないように進めていきましょう!
③倒れ込み姿勢の練習
次は身体を倒す感覚を養う練習です。
コーナーを曲がる時は、身体をまっすぐにしたまま走ると身体がそのまま外側に逃げてしまいます。
すると、結果的にスピードが減速してしまう原因にもなるのでここで改善しておきましょう。
【倒れ込み姿勢の練習】
①3人1組になり横に並びます。
②真ん中の人は姿勢をまっすぐにして「棒」になります。両端に立つ人は両足を前後に開いて立ち、棒になった人を支える役です。
③真ん中の人は身体をまっすぐにし、横向きのまま左右交互に身体を倒します。支える役の人は両手で身体を支えてあげます。
※棒役の人は腰が曲がらないように意識しましょう。
④ある程度身体を傾けたら、元の位置に戻してあげます。これを繰り返します。
※大人が身体を支えてあげる場合は、できるだけ深く身体が傾くまで下げてあげましょう。ただし、無理はしないように。
曲がる時は身体をまっすぐに保ったまま、ななめに軽く傾けると力をうまく伝えられやすいです。
ですので、身体をまっすぐにしたまま身体を傾ける練習をしておきましょう!
④8の字走【2種類】
8の字はカーブの練習には最適です。
8の字にコーンを置いてでもいいですし、地面に8の字を書いてもいいです。8の字の大きさは子どもの年齢や身体の大きさに合わせたりと調整してみてください。
これまでの動きや姿勢を意識して、実際にカーブを曲がる練習をしていきましょう。
【8の字走のやり方】
*はじめにスタートとゴールの位置を決めておきます。
①「スタート」の合図で走り始め、ゴールまで走り抜けます。
②コーナーを曲がる時は「外側の腕を少し大きく振る」「身体を少し内側に傾ける」という意識を持ちながら走ります。
はじめは大きめの8の字から始めてみてください。
慣れてきたら、小さめの8の字で走るようにすると、より外側にかかる力が強くなるのでコーナーを走りながら曲がる難易度が上がります。
そのあたりは、子どもの様子を見ながら調整してみてくださいね。
最後は2人で追いかけっこのような形で練習していきましょう。
【8の字競走のやり方】
①1人は8の字の中央に立ち、もう1人は中央の人と対面するような形で8の字の1つの円の外側に立ちます。
※それぞれ8の字の両サイドから始めると中央でぶつかってしまう危険があるので、スタート位置は気をつけましょう。(詳しくは動画参照)
②何周走るかを決めて、スタートの合図で走り始めます。
※追いかけるほうの人は走り終えるまでに逃げる人をタッチできように頑張りましょう!逃げる人はタッチされないように!
動画では2周に設定していますが、3周でも4周でもOKです。
これまで練習したことも意識して競争してみましょう!
まとめ:コーナーを曲がる時の走り方のコツをおさえて速く走れるようにしよう!
今回は、絶対に速くなるかけっこのコツということで「カーブの極意」を解説しました。
最後に今回のポイントをまとめておきます。
*腕の振り方を覚える。
・腕は約90度に曲げる。
・前に腕を振る時:親指が鼻に当たるくらい。
・後ろに腕を振る時:肩とひじの高さが同じになるくらい。
*カーブする時は外側の腕を大きく振ることで外側にかかる力に負けないようにする。
*カーブする時は上半身が横に折れ曲がらないように、身体はまっすぐの状態のまま少し内側に傾ける。
上記のポイントをおさえながら練習し、感覚がつかめてきたら8の字でよりスピードを出して走る感覚に近づけて練習しましょう。
運動会などで速く走れるように、愉しく練習してみてくださいね♪
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