こんにちは、愉しいを創るコーディスポーツです。
今回は長縄を2本使った「ダブルダッチ」の練習方法を解説していきます。縄跳びを使っていろいろな跳び方を経験することで、子ども達の運動神経もよりいっそう鍛えられます。
ダブルダッチは、コツをおさえつつ段階を踏んで練習していけばかならず上手に跳べるようになりますので、ぜひチャレンジしてみてください!!
目次
ダブルダッチとは?
冒頭でもお伝えしたとおり、ダブルダッチは「2本の縄(ロープ)」を使った縄跳び。
・縄を回す人:「ターナー」
・縄を跳ぶ人:「ジャンパー」
と呼びます。
なんか、すごくかっこいいですよね!!笑
2人のターナーが向かい合って立ち、2本の縄をそれぞれ交互に内側に回して、その2本の縄が回っている中をジャンパーが跳んでいきます。
※ダブルダッチ用のロープもありますが、通常の長縄でもやることは可能なのでご心配なく。
ダブルダッチで鍛えられる能力
ダブルダッチは気軽にできるスポーツであるとともに、運動神経を愉しく鍛えるのにはもってこい。
下記のような能力が高められます。
・跳ぶ力
・集中力
・基礎体力
・バランス感覚
・リズム化能力(※)
さらに、複数人でやるスポーツなのでチームワーク(団結力)も高められます。
(※)【リズム化能力】
目や耳などの五感で、音楽や相手、モノの動きなどの刺激を感知し、その刺激に無駄なく自分の動きを合わせる能力です。動きの真似をする際にも必要となる能力。リズム能力が高い子どもは真似するのもうまく、運動の上達も早い。
ダブルダッチは短縄跳びより簡単!
ダブルダッチは2本の縄が回っている中を跳んでいくので、1人でやる通常の縄跳びよりもむずかしいと思ってしまうかもしれません。
しかし、ダブルダッチのほうが運動が苦手な子どもでも愉しく縄跳び遊びに触れられます。
通常の縄跳びは自分で縄を回しながら、かつ、タイミングを合わせて跳ぶという動作があり複数の動きが組み合わさっているため難易度が高いんですよね。
ただ、ダブルダッチなら「跳ぶこと」だけに集中できるので、一度感覚をつかめば簡単に跳べるようになります。
「2本の縄を跳べる自分はすごい!」という子ども達の自信にもきっとつながると思うので、ぜひこれからお伝えする方法で練習してみてください^^
ダブルダッチが上達する練習方法【3つのコツも解説】
では、動画にてダブルダッチのコツや段階を踏んだ具体的な練習方法をお伝えしているのでさっそくご覧ください。
縄に引っかからないポイントなども解説しています。
下記、動画の中でお伝えしていることをテキスト化してまとめておきます。
ダブルダッチにつながる長縄跳び上達のコツ【3つ解説】
まずは、長縄に引っかからないようにするためのコツ3つをおさえておきましょう。
下記のとおりです。
①足は前後に開いてチョキの状態にしよう
②縄の中央で跳ぼう
③縄を跳び終わったらすぐに縄から出よう
それぞれ順番に解説いたします。
①足は前後に開いて「チョキ」の状態にしよう
足を前後に開いた状態で、身体を前傾・後傾と繰り返して、縄が来たらよけるというようにタイミングをはかりましょう。
縄をよけたタイミングで、すぐに前方に身体を傾けて走って縄の中に入っていくと引っかからずにうまく跳べるようになります。
②縄の中央で跳ぼう
長縄が回っている時、縄の中央部分がいちばん低い位置にきます。ですので、縄の中央部分で跳ぶことで縄に引っかかりづらくなります。
さらに、最小限のジャンプでいいので「無駄なエネルギーを使わずに済む」というメリットもありますね♪
③縄を跳び終わったらすぐに縄から出よう
縄に引っかからずに跳び終わって安心してしまい、止まってしまう子どももけっこういます。
なので「縄を跳び終わったらすぐに縄から出るようにしよう」と忘れずに伝えておきましょう!
また、縄を走り抜ける時は縄を回している人の近くから出るようにすると縄に引っかからずに素早く出ていけます。
以上、ダブルダッチにつながる長縄跳び上達のコツです。
上記3つのコツを意識しながら、段階を踏んで練習していきましょう!
ダブルダッチにつながる長縄跳び練習【5つのステップ】
ダブルダッチに挑戦する前に、下記5つのステップで長縄跳び練習してみてください。
ステップ①:かぶり縄(両足跳び)
ステップ②:かぶり縄(片足跳び)
ステップ③:むかえ縄
ステップ④:0の字跳び
ステップ⑤:むかえ縄(片足跳び3連続)
※使用するのは長縄1本のみです。
それぞれ順番に見ていきましょう。
ステップ①:かぶり縄(両足跳び)
「かぶり縄」とは、いちばんスタンダードな長縄跳び。
ジャンパー(縄を跳ぶ人)から縄を見た時に、縄が頭の上からかぶってくるような回り方のことです。
まずは、8の字跳びでかぶり縄を練習しましょう。
【練習方法】
①先頭のジャンパーは、ターナー(縄を回す人)の横あたりに立ち(※できるだけ近い位置)、その他の子ども達はうしろに1列に並びます。
②縄が自分の目の前を通り過ぎたら、すぐに縄の中に入って縄が足元にきたら両足で跳びこえます。
③跳び終わったらすぐに縄から出ていき反対側に並びます。
できるだけ一人ひとりの間隔をあけないように練習していきましょう!
ステップ②:かぶり縄(片足跳び)
ダブルダッチでは、両足で縄を跳ぶと足が2本の縄を跳ぶのに追いつかなくなりドタバタしてしまいます。
なので、つぎは片足で「トントン」とリズムよく跳べるように練習していきましょう。
【練習方法】
ステップ①と同じ流れでおこない、縄を跳ぶ時だけ縄が回ってくるほうにある足を先に上げて跳ぶようにします。
「片足で跳んで片足で着地する」動きなので、バランスをとって跳ぶことがとても大事なポイントです。
ステップ③:むかえ縄
むかえ縄は、かぶり縄とは真逆でジャンパーに向かって縄が「下から上」に回っている中に入っていきます。
【練習方法】
ステップ②と同じ流れでおこないます。
むかえ縄の時も、目の前を縄が通ったらすぐに縄に入って跳び越えていきましょう。
ポイントとしては、ハードルを跳ぶように走りながら跳ぶこと。
はじめは両足をそろえて跳んでもいいですが、慣れてきたらむかえ縄でも左右の足が前後になるように片足で縄を跳び越えていきましょう!
ステップ④:0の字跳び
ステップ①〜③までは「8の字跳び」でしたが、つぎは「0の字跳び」です。
縄を跳んだらナナメに対角に抜けていくのではなく、縄に入ってきた時と同じ方向に抜けていきます。
スタートはこれまでと同じです。
【練習方法】
①はじめはむかえ縄を跳び、縄を跳んだら縄に入った時と同じ方向に抜けていきターナーをぐるっと回って反対側に並びます。
②今度はかぶり縄を跳んでいきます。①と同様に縄を跳んだら縄に入った時と同じ方向に抜けていきまたターナーをぐるっと回って反対側に並びます。今度は再びむかえ縄を跳んでいきます。
このように「むかえ縄→かぶり縄→むかえ縄→かぶり縄→・・・」となるように繰り返し跳んでいきましょう。
ステップ⑤:むかえ縄(片足跳び3連続)
最後は縄を跳んで走り抜けるのではなく、縄に入ったらその場で3回連続片足ジャンプしてから縄を抜けていく練習です。
【練習方法】
①縄の中央に入っていき、その場で左右の足交互に3回連続「トン、トン、トン」とジャンプします。
②3回縄を跳び終わったら、対角線上に縄から抜けていき「8の字跳び」と同じ動きで繰り返し練習します。
バランスを崩さず片足で縄を跳べるようになると、ダブルダッチも上手に跳べるようになります。
頭がフラフラ動かないように意識することで、より安定して縄を跳べるのでそのあたりの声掛けもしてあげられるといいと思います!
かぶり縄とむかえ縄を練習する理由【ダブルダッチ上達の秘訣】
ダブルダッチは2本の縄を使い、それぞれ「かぶり縄」と「むかえ縄」になります。
なので、それぞれ分解して練習をすることで跳ぶ感覚がつかみやすくなります。
ということで、ダブルダッチをやる前に上記でお伝えした5つのステップでぜひ練習してみだください^^
ダブルダッチにチャレンジ!【ポイント3つ】
では、最後にダブルダッチにチャレンジしていきましょう。
ダブルダッチのポイントは下記2つ。
①手前の「むかえ縄」を見る
②縄の音を聞いてタイミングをとる
まずは、2本ある縄のうちジャンパーから見て手前にある「むかえ縄」を見るようにしましょう。むかえ縄に合わせて縄に入っていきます。
また、縄は2本あるので縄の音のリズムを聞きながらテンポを合わせてジャンプしていきましょう!
ダブルダッチのやり方
①ジャンパーは、ターナーからできるだけ近い位置に並びます。
②手前のむかえ縄が自分の目の前を通り過ぎたら、すぐに縄の中に入ります。
③縄の中央部分に入ったら、2本の縄のタイミングに合わせて左右交互に片足で3回ジャンプ。
④3回ジャンプしたら縄からすぐに出て、反対側に並んで繰り返しジャンプしていきます(※8の字跳びと同じ動き)。
片足で跳びながら、少しずつ前に進んでいくのもポイントです。
はじめはタイミングがとれなくて引っかかってしまうかもしれませんが、練習すればできるようになるのでポイントをおさえつつ練習してみてくださいね^^!
まとめ:ダブルダッチで運動神経を愉しく鍛えよう♪
今回はダブルダッチの練習方法を見てきました。
最後に、ダブルダッチ上達の3つのコツと2つのポイントをまとめておきます。
【上達のコツ】
①足を前後に開いて「チョキ」の状態にする→縄を避けたら入る
②縄の真ん中でジャンプする
③跳び終わったらすぐに縄を回している人の近くから出る
【上手に跳ぶポイント】
①手前の「むかえ縄」を見る
②縄の音を聞いてタイミングをとる
子ども達にとって、ダブルダッチは2本の縄が回っているので、通常の長縄跳びよりも入るタイミングも跳ぶのもむずかしく感じるかもしれません。
ですが、今回お伝えしたコツとポイントをおさえつつ、段階を踏んで練習すればかならず上手に跳べるようになります。
ぜひダブルダッチに挑戦して子ども達の運動神経を愉しく鍛ていきましょう!!
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