江戸川区で活動中!愉しいを創る、コーディスポーツの修平コーチです。
このブログは【青空スポーツ科学塾で教えてるコト】と題して、日々コーチたちが子どもたちに教えていることを公開しています。
今回は【ローラースケート編】です。
【注意】
こちらに記載していないことも指導しています。
ここに記載してあることは、誰にでも共通して指導することです。
年齢に関わらず発展的なことを指導することもありますし、必要に応じて個別対応などで補充的に指導することもあります。
それではいきましょう!
目次
■【全クラス共通】覚えてほしいこと
❶準備の仕方
ローラースケートは準備に時間がかかります。
まず、ローラーコートが遠いです。
水辺のスポーツガーデンの最も奥のコートになります。
余裕を持ってお越しください。
施設から一式をレンタルする方は、コーチがローラーコートまで運んで準備をしておきます。
ご自分の道具をご使用なさる方は、忘れずにお持ちください。
コートに着いたら、「肘」と「膝」と「手」のプロテクターとヘルメットの着用、ローラー靴の着用があります。
慣れないうちは、着用するだけで10分以上かかります。
まずは子どもが自分で着用する練習をしましょう。
キッズクラスのお子様は、保護者の方が一緒に着用をしてあげてください。
小学生のお子様は、なるべく自分で着用させ、必要に応じて助けてあげてください。
コーチ陣も可能な限り対応いたしますが、個別に対応すると滑る時間、指導する時間が無くなります。
保護者の方のご協力をお願いいたします。
❷転び方
ローラースケートは、慣れないうちは何度も転びます。
転ぶたびにどこかを痛めていると、やりたくなくなりますよね。
そうならないためにも、転び方が大切です。
「痛くない転び方」を覚え、何度も転んでは起き上がりましょう。
転び方は次の通りです。
①膝をつく
②肘をつく
③手をつく
ポイントは「常に前傾姿勢で転ぶ」ということ。
前のめりに転ぶことで、プロテクターのしてあるところを地面につけるので、痛くありません。
反対に後方、つまりお尻から転ぶと、お尻にはプロテクターをしていないので、痛いです。
さらに後頭部を地面に打ち付ける可能性があります。
後頭部は頭の中でも特に弱い箇所ですので、後頭部を打つということは危険です。
前のめりに転ぶ「転び方」を覚え、ローラースケートを愉しんでいきましょう!
❸片付けの仕方
ローラースケートの活動時は、全員のプロテクター、ヘルメット、スケート靴を片付けてから解散となります。
なぜなら、使っていたプロテクターが他の人のプロテクター袋に紛れ込んでいる可能性があるからです。
そのため、自分で借りたプロテクターは必ず自分の借りたプロテクター袋に片付けることを習慣化しましょう。
プロテクター袋に入れるものは下記の通りです。
・膝のプロテクター×2
・肘のプロテクター×2
・手のプロテクター×2
【合計6個】
必ず6個入っていることを確認してから、返却してください。
また、プロテクター袋、ヘルメット、スケート靴をすべてカゴに入れてから返却をしてください。
コーチはそれらがすべてカゴに入っていることを確認してから回収します。
特に慣れないうちは、片付けまでお子様の補助をお願いします。
■キッズクラスに教えてるコト
キッズクラス(年中、年長)では、まずは滑ることが愉しい!と感じることを大切に指導しています。
そのため、転んでも痛くないようにすることを最重要にしています。
❶バランス維持
すべての運動は、バランスを維持することから始まります。
ローラースケートを履いてバランスを取る時は【靴、膝、へそ、頭】が一直線になる様にしようね!と伝えています。
バランスを維持できるようになると、反対側へ切り返す動きが速くなるので、鬼ごっこなどで逃げ切れるようになります。
❷手を前にして滑ろう
常に手を前に出しておくことで、自然と前傾姿勢になります。
常に前傾姿勢をとっておくことで、転ぶ時も膝から転べる様になり、転ぶことへの抵抗が少なくなっていきます。
前傾姿勢を身体で覚えることができたら、走り時の姿勢も良くなりますね。
❸左右の足を動かそうね
滑れるようになってくると、
「滑る」→「徐々に足が開く」→「利き足を軸足に戻す」
(例)右足を左足の方に戻す
というように、片足だけ動かすことがあります。「なるべく左右どちらの足も動かそうね」と伝えています。
ちなみに、片足しか動かせないのは、体重が動かせていない方の足(=軸足)に乗りっぱなしだからです。
反対側に乗せ替えることができると、切り返しの動きが上達していきます。
■プレゴールデンクラスに教えてるコト
プレゴールデンクラス(1,2年生)では、下記の通り活動を進めています。
キッズクラスから継続の子 | キッズクラスで教えたことを確認しつつ、たくさん滑る |
ローラースケートが初めての子 | まずキッズクラスで教えていることを伝え、コーチと一緒に滑る |
思い通りに滑れる子と、経験が少なく(または無く)難しい子がいます。
そのため、キッズクラスで教えているコトも確認しながら活動を進めます。
さらにストレートの滑走姿勢や、カーブの滑走姿勢なども伝え、タイムアタックやリレーなどを愉しめるように指導しています。
❶バランス維持+手の位置
まずは姿勢の確認です。
ローラースケートを履いてバランスを取る時は【靴、膝、へそ、頭】が一直線になる様にしようね!と伝えています。
さらに慣れてない子は、手を常に前にすることで、転んだ時に手をつくことができるので、安心して滑ることができます。
バランスはすべての運動の基本です。
あえて不安定なローラースケートの活動の間に、どんどんバランス感覚を鍛えましょう!
❷前傾姿勢
慣れてきた子は腕を振って滑ります。
その際、上半身が起き上がってしまうことがあります。
上半身が起き上がると転んだ時に落差があって痛かったり、滑走スピードを速められなかったりします。
そのため、前傾姿勢を取ることを伝えています。
また、頭だけ前に出すのではなく、膝を前に出すことで速くなっていくことを伝えています。
❸曲がり方
曲がりたい方向を見ながら滑ることで、自然と腰を曲がりたい方向にひねることができます。
スピードに乗ってカーブに入ったら、前傾姿勢を保ちつつ、曲がりきった先を見ることを伝えています。
■ゴールデンクラスに教えてるコト
ゴールデンクラス(3-6年生)は下記の通りに進めていきます。
キッズ・プレゴールデンから続けている子 | 初めての子にポイントを教える |
ローラースケートが初めての子 | 続けている子に教わりながらポイントを理解していく |
「教える」ということは、ポイントを深く理解していることが必須です。
理解していなければ、教えることはできません。
そのため、教えることで学習度(=身に付く割合)が高くなります。
ゴールデンクラスでは、教え会う活動も積極的に取り入れています。
❶軸を作って滑る
身体の軸を左右に移動させながら滑ります。
曲がる時は、外側の足を内側にクロスさせながら滑ります。
身体を内側に傾けながら、軸を左右の足に乗せ替えながら滑りましょう。
この滑り方を「スタンディングクロス」と言います。
この滑り方は、遠心力を利用して足をクロスさせながらターンするので、曲がる際もスピードを落とさずに滑ることができます。
また、スラローム走(ジグザグ走)では、この体重移動をより滑らかに、素早くする必要があります。
これができるようになると、様々なスポーツで逆方向への切り返しの動きが速く・巧くなり、フェイントを使えるようになったり、ディフェンスで相手の動きについていけたりします。
細かく速い体重移動ができるようになると、短い間隔でのスラローム走にも挑戦しましょう。
さらに慣れてきたら「フロントスケーティング」という滑り方に挑戦しましょう。
両足を肩幅程度のスタンスで平行に開き、短いリズムで左右に体重を載せ替えながら滑ります。
足を地面から離さないでも体重移動によって地面を蹴ることができ、どんどん加速しながら滑ることができます。
❷自在に滑ろう
自分の思った通りに滑りましょう。
「思った通り」というのは、前に滑るだけではありません。
・コンパクトなターン
・止まりたい時に止まる
・曲がりたい時に曲がる
まるでローラースケート靴を履いていないかのように、思い通りに移動できることこそ、「思った通り」です。
「滑る」だけでなく「止まる」「曲がる」などにもチャレンジしていきましょう。
慣れてきたら、スケート靴を履いたまま、安全に配慮したルールでの鬼ごっこをすることもあります。
❸ホッケー
ゴールデンクラスは、インラインホッケーに挑戦します。
ホッケーには
・フィールドホッケー
・アイスホッケー
・ローラーホッケー
などがあります。
東京オリンピックで開催されていたのは、フィールドホッケーですね。
青空スポーツ科学塾水辺校では【インラインホッケー】を行います。
インラインスケートを履いたまま、スティックを持ち、ボールを相手ゴールに入れるスポーツです。
・ドリブルをしているボールを奪ってはいけない
・スティックを腰より上に上げてはいけない
などのルールのもと、安全に気をつけながらゲームを愉しんでいます。
先述の「思った通りに滑る」ことができないと、ドリブルやシュートをすることは難しいです。
まずは「思った通りに滑る」という練習をしていきましょう。
■【まとめ】
いかがでしたか?
コーディスポーツでは、多種目スポーツ教室で様々なスポーツを指導しながら、どの運動にも必要な「動き」に着目して指導をしています。
そして何より「子どもたちの愉しいという気持ち」を最も大切にしています。
ぜひ普段の指導に加え、こちらのブログを見て、子どもたちと一緒に様々なスポーツを愉しんでみてください!
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